労働問題と健康管理

社会人にとって健康管理は自己責任の問題となるが、中にはブラック企業の過重労働などの労働問題も関係する。
どれだけ自己管理をしても、会社からの無理な命令や規則によって、多大なストレスを受ける事は少なくない。
ストレスが限界を超え、心身共に疲労した結果、うつ病などの現代病にかかってしまう人が増加している。
最悪のケースとして休職を余儀なくされたり、働く事ができない状態にまで悪化する可能性もあるのだ。
ここで問題となるのはその原因で、社員自身の自己管理だけではコントロールできない範囲の就業環境の場合も考えられる。
その場合、必ずしも社員の責任だけの問題ではないのだ。
会社の圧力で法的に超過する残業をしたにも関わらず残業認定されず、泣き寝入りしているケースも少なくない。
本来であれば労災認定され、会社が責任をとる問題ですら、社員が弱い立場にあるため証明できない事も多い。
そこで、日頃からもしものために、しっかりと就業環境、就業体制の証拠を記録して対策する事が重要だ。
まずは自分の就業時間を偽りなく記録し、証明できる記録をつける。
これによりいざ証拠の提示が必要になった時に、確信ある証拠として使える。
そして診断をした担当医には正直にこれまでの経緯を相談し、原因は会社の労働環境が原因とする診断書を貰えるように、伝えておくよう心掛ける。
このような準備をしておく事で、いざ自分が就労不可能な状態になった時に、泣き寝入りせずに本来の原因を証明するための証拠となるのだ。

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